実は企業もわかっていない!?在宅勤務とテレワークの違いとは?

いざ「在宅勤務で働こう!」とリサーチを始める中でこんな素朴な疑問に

ぶつかることはありませんか?

 

● テレワークがやたら検索で出てくるぞ??

● リモートワークってなんだ?

 

実は政府が推奨する働き方改革と一般認識とのあいまいさがひとつの原因と言えます。

そんなズレを補完しながらそれぞれの「言葉」を解説していきます。

 

 

どれも在宅勤務!?

いきなり結論ですが、現状の一般的な認識として・・・

 

テレワークも在宅勤務もリモートワークも同じ意味で使われています。

つまり「従業員の自宅で働く仕事」ですね。

 

「在宅勤務で・・・・」

「テレワークで・・・」

と募集要項にあれば「自宅で働くことが出来る」場合が多いです。

 

日本ではまだ在宅勤務自体メジャーではありません。

政府もようやく「働き方改革」の柱として推奨し始めたばかりです。

 

この歴史の浅さが「あいまいさ」と「ズレ」を生み出しているんですね。

 

 

テレワークと在宅勤務の本来の定義

テレワーク、在宅勤務など厳密にはどれも意味合いが違います。

 

基本的に「自宅で働く」で使われる場合が多いですが、求人している企業もよくわからず使っている場合があります。

 

エントリーして面接したときに「話がなんかかみ合わない」ことが無いように、しっかり4つの言葉の定義を覚えておきましょう。

  1. テレワーク
  2. 在宅勤務
  3. リモートワーク
  4. モバイルワーク

 

 

1)テレワーク

総務省の説明は、

テレワークとは、ICT(情報通信技術)を利用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方です。(総務省HPより)

と定義しています。

 

在宅勤務より広い意味合いを持ちます。

 

少し補足しましょう。

 

実はテレワークは「tele=離れた所」と「work=働く」をくっつけた造語なんです。

そしてテレワーク(離れた所で働く)のカテゴリーの中に「在宅勤務」や「モバイルワーク」が入ってきます。

 

これでは確かにごちゃごちゃになりますよね。

 

 

2)在宅勤務

読んで字の如く「自宅で働く勤務スタイル」です。

テレワーク概念のひとつです。

 

今あなたが「在宅勤務で働きたい!」と考えているなら、それは「自宅で働きたい!」と言う事ですよね。

 

であれば、これからいろいろリサーチしたり、仕事を探す上で「在宅勤務」を第一優先キーワードで検索していくことになります。

 

似た言葉はたくさんありますが、迷ったときはストレート直球の「在宅勤務」!

すべてはここから始まります。

 

3)リモートワーク

リモートワークは最近良く使われる言葉です。

 

リモート=遠隔、です。

「遠隔で働く」と言う意味で、テレワークのことをリモートワークと呼ぶケースがあります。

 

つまり、テレワークと同じ概念で使われているのが現状です。

 

在宅の仕事をリサーチしていく上で検索ワードの幅を広げる意味で覚えておいたほうが良いでしょう。

 

 

4)モバイルワーク

この言葉は少し在宅勤務と違った意味合いで使われています。

 

例えば、

 

・移動途中の駅

・カフェ

・取引先のオフィス

 

などで仕事を行う働き方です。

 

社則で違いはありますが、「週の何回」「勤務時間の●時間」を連絡がつく場所なら

好きなところで仕事していいですよ、と言った働き方です。

 

 

つまり、自宅で働こう!

テレワーク、在宅勤務、リモートワークの3つは今のところ、

「会社に出勤せず自宅で働く概念」

これが一般的な言葉の定義となっています。

 

モバイルワークが違いとしてはっきりした定義ですね。

 

● 在宅勤務を探すときの注意点

募集要項に「在宅勤務」と書いてあればわかりやすいですよね。

でも「テレワーク」「リモートワーク」と書いてあった場合はどうでしょうか?

 

先述の通り、「在宅勤務」の意味と考えて間違いはないでしょう。

とは言え、必ず詳しい勤務形態が書かれています。

 

・完全に自宅勤務。

・週に3日は在宅勤務OK。

・毎日2時間は出勤。

 

必ず見落としが無いよう確認しましょう。

 

たとえ「在宅勤務」と書かれていても、必ず詳細はチェックしてください。

募集している企業自体、こういった言葉の概念があやふやな場合もあります。

 

もし詳細が書かれていなかったり、不明な点があれば、採用担当者に質問することがベストです。

 

内定をいただいてから「違うじゃない!」ではあなたも会社も残念な結果になってしまいます。

 

ちなみに私の場合は「在宅勤務」と書かれていました。

その後担当者から「実は会社の近所にお住まいの方対象」と言われましたが、

私の熱意をお話し、遠隔地在宅勤務として採用されました。

 

少しでも脈ありな会社であれば、あきらめないでくださいね。

 

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